seastar875のブログ

雑記ですが、seastar875.hatenadiary.comの方で推理小説やってますよ、

五木寛之先生のエッセイから学んだこと。

それは、まず生きることの難しさだ。引き揚げ(旧、満州中国東北部)から、難民として、日本に帰国。戦争の悲惨さを身をもって体験。説得力が違う。例えばエッセイ「生きるヒント」では、アウシュビッツで生き延びた、ユダヤ人の例から、我々にヒントを、与えるのだが、ご自身の体験が絡むだけに、強烈な説得力がある。     そして、そこが先生の真骨頂なのだが、絶望的な状況の中でも、必ず光を見いだす。 ある、週刊紙の中でのエッセイでは、ゴーリキー(ロシアの作家)の引用で「何、人生は確かにひどいものさ。だけど、自分で、自分の命を断ち切るほど、そんなには、ひどくはないよ。」とご自身の早大時代の学問を、役立てて、紹介してくださっている。→これほどの、社会に対する貢献は、あまり世の中に見いだしがたいと思う。神仏に対する恐れを忘れ、人生をともすると、なめきっている我々戦後世代以下の後輩に、警告だけでなく、生きる
ヒントをも与えてくださっているのだ。  勿論、人間である限り、先生も、間違ったこともあろうと思う。だが、それよりも、生きて欲しいと言う、祈りにも、等しいエッセイが我々に響く。                 五木先生、の作品との出会いは、英語の坂田先生の紹介であった(実名お許しいただきたい。m(._.)m)  「ソフィアの秋」がそれであった。アンドレジッドが危惧していた通り、やはり、旧ソ連や、いわゆる旧東側諸国の、画一性やら、退廃的な競馬の描写が印象的だった。真実というものを、真剣に探すときに、もしかしたら、希望とは、姿を表すものなのかも知れない 。→to be continued 読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m。🐈